女子か。

男性クライマー諸君、落としたい女性クライマーが居たらマルチピッチにでも連れて行ったら良いと思うよ。
色々技術が必要なので手際良くできると格好良いし、スリリングで吊り橋効果が期待できるし、長いルートだと達成感で変なテンションになって頂上着いた瞬間勢いでハグできたりするかもよ。

というわけで瑞牆でマルチやってきました。
ちなみにハグはしていません。グータッチのみです。

ルートは【調和の幻想】、メンバーは56さん&私、すーさんウーさん。2パーティで行きました。
マルチ初心者の私とうっちーはオールフォローで、とりあえず登り切ることだけに集中!

まず1P目。
実はこれだけ3年前にリードで登ってるんだけど、「何色?どのへん?」と完全なるリモコンクライミングゆえ一切の記憶なし。
フォローなのを良いことに、攻撃的なまでの大開脚でクラック丸無視して登る。

チビに必要な武器は柔軟性

2P目。
出だしが若干難しかったのと、後半プロテクションとれないわ濡れてるわで結構終始ヒヤヒヤした。
つるべで行こうとかうっかり言わなくて良かった。ていうレベル。
まぁ、落ちないことがわかったので忘れた頃にリードしてみたいかな。

3P目。
一番無難なピッチだった気が。後半1か所リーチフルマックスでなんじゃこりゃってなったけど落ちる要素は無し。

4P目。
またも出だし核心。しかも木登り。しかもツルツル。木登りというか、木と岩でチムニー登り的な。
かなり登り切らないとプロテクションとれず、めっちゃランナウトするよと散々脅された最終Pよりこっちの方がよっぽど怖いと全会一致。
後半1か所若干被ったパートが出てきてやや焦った。

5P目。
噂の「5番6番を持っていても死ぬほどランナウトする」という最終P。

結論から言えば、登りやすさでは5P中で断トツ。まず落ちない。純然たるメンタル核心って感じですね。
bickyに「調和の幻想登れるかな?」と1通LINEしたら10通くらいたしなめる返事が来たから相当びびってたんだけど、2人して拍子抜け。
真ん中あたりのオフィズスは若干苦戦したけど、そこはプロテクションとれるし短いからゴリ押せそうな感じ。

てなわけで危なげなくノーフォール。
うーん、一部リードさせてもらえばよかった!
まぁそれは所詮結果論。事前情報だけで行けるか行けないか判断できなかった、まだその程度のレベルということです。

5Pと短めだしベルジュエールやワイルドアットホームみたいなヤバいピッチもなかったし、てっぺんついても割と普通なテンション。眺めも360度開けてたわけじゃないしね。
ま、それでも、やっぱり嬉しいもんは嬉しい!嬉しさのあまりインカメラで記念撮影したら私がシャッター押したくせに半目っていう斬新なミス。うん、とりあえず落ち着こうか。
そして後続組がなかなか来ないので1時間くらいまったりしてました。あの時間すごい好きだ。岩場の、そしてマルチの醍醐味な気がする。

さてさて、しょっぱなからザックを忘れたり途中カムが回収不能になりかけたりして、やっと到着したウッチーはまさかの空身。
食糧や水の入ったザックを5P目取りつきに置いてくるという良いオチつけてくれました。
もうすーさんウーさんが漫才コンビにしか見えない。

なんて人のこと笑ってたら私のぶん投げたロープは数m下の棚に全部落ちました。うん、ごめん。笑
どっかに引っかかったわけじゃないので笑いごとで済んで良かった。

50~60mロープ2本連結で降りたんだけど、案の定5P目のフレークに引っかかった。
そんなこんなで若干てこずったけど無事帰還。

時刻は16時過ぎ。さてどうしよう?
もはやビールに脳内占拠されつつある漫才コンビ、登り足りない岩馬鹿コンビ。
てなわけでうちらは居残り【ペガサス 10c】にトライ!

じゃんけんで先攻後攻を決め、勝った56さんから。
なかなかに気合いの入った良いトライを見せて頂きました。めっちゃ粘るし前半で結構カム使ってたし途中やばいかな?と思ったけど登り切ってくれました!ナイス!

取りついた時間がそこそこ遅かったので、刻一刻と表情を変える岩壁を見ながらのビレイ。
雲一つない空はどこまでも澄み切った青なのだけど、傾きつつある陽に照らされた岩は時刻とともに表情を変え、赤にピンクにオレンジに。嘘みたいな美しい対比。
岩肌が徐々に色彩を失っていくにつれて空の青も彩度を落として行き、56さんが登り切った頃にはほぼ『日暮れ』。
当然私はもう帰るつもりでいました。

が、「やるでしょ?」by 56さん

…うん?What did you say??

やるでしょ、と言われてやらずに帰るはコビッキーの名が廃る!据え膳食わぬは男の恥!いや、私、女だけど!

「やる!でもトップロープで!」
はい、そこは結構冷静でした。笑
念の為ヘッデンを腰にぶら下げて。

後半「ここ落ちるかも…!」と宣言しつつも結局耐えてノーフォール、もう暗くてフットホールドも見えないなか終了点掴んだ瞬間はほんと嬉しかった。
56さんの粘りに粘ったトライを見てビビり半分なトライだったけど、あのトライ見た後でテンションとか言えない。
この人と登ってたら強くなるなぁと思った一日でした。

しかし瑞牆ヘッデン下山はなかなかの難易度だったわ。
無事戻れたのでよし。

うちらが戻った時すでに寝そうになってたすーさんうっちーに加え、サウザーtamaちゃんも合流してわいわいしてたら渉さん登場!
ブロー以来なので2年半ぶりとか?
めちゃめちゃテンション上がって喋り通しでした、というかあんなテンション高い渉さん初めて見ましたよ。笑

ジトは2つに分かれてたけど、1ヶ月もの間同じように登って食べて飲んで笑っていろんな時間や感情を共有してきたブローメンバー10人はやっぱりなんとなく家族的な感じ。
他の皆にも会いたいなぁ。

そんなわけで気付けば真夜中。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

コビッキー

Author:コビッキー
クライミングがないと生きていけない。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR